適度な力加減~お客さま目線~

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気持ちいい~イタ気持ちいいの範囲

…まぁ、そうですよね(^^;
これを2つに分けまして、この範囲内でご自身の適度を探していきます。

リラックスしたいとき 気持ちいいけど、もう少し強くてもいいかな?というくらいまで。 揉み返しのない力加減はこのくらいです。
神経を休めるにもこのくらいが適度。
疲労感の強い方、ストレスの多い方、交感神経優位の状態から抜け出せない方の場合、こちらの方が結果としてスッキリします。
ガッツリ解された感覚が欲しいとき カラダに力が入らない範囲でイタ気持ちいいくらい。 この場合、施術後に部分的に張りが残る場合がありますが、気持ちが満たされることと天秤にかけると、お気の召す力加減で受けられる方がいいかと思います。

   

筋繊維を傷つけると、術後にどうしても張りや違和感が残りやすくなってしまうのですが、
「ええからここ、もっと!」という辛くてたまらない時の物足らない感覚は、何ともフラストレーションがたまります。余計にストレス。
この場合は感覚を満たす方が先かと思います。

一方で、お客さまの中には痛いのが効くと思われている方もおられますし、中にはせっかく来てるんだからもったいない、…という方もおられるんですね(^^;
この感覚はね、捨てましょう。

適度。

では、その適度はどうやって図るのか。
これに関しては、お客さま自身が、自分のカラダの声(感覚)に耳を傾け、観察して、見つけていかないとだめなんですね。
前回は気持ち良かったけど、翌日少し筋肉痛みたいな痛みが残った。
であれば、次は少しだけ弱めで頼んでみよう。
厳密に言うと、毎度コンディションは違うので、100%それでいけるとは言えないのですが、そんなふうに、ご自身で見つけて、伝えてもらうことが、適度な力加減で「質の高い、最高に気持ちいい」施術を受けるコツです。

みなさん、力加減を伝えるのはどうも苦手だとおっしゃいます。
が、私たちセラピストは、案外、いえ、いつも、不安なんです。
「物足りなくないかな?」
「今、眉間にしわがよったけど、やり過ぎたかな?」
これは、そこそこ経験年数のある私でも毎度思うことですし、経験浅のセラピストであれば尚のこと。

ですので、どうかみなさん、遠慮なく言いましょう(*´ω`*)
そして万が一にも施術者側が全くその意を組んでくれない場合(INORIにはそんなセラピストはいないと自負しています)は、どうか施術を中断してください。
セラピストをチェンジするか、店そのものを変えましょう。
怒っていいんです。時間とお金返せ、でいいと思います。
お客さまがそういう態度を取って下さることで、質の低いお店が減ります。
結果、残念な思いをするお客さまが減ります。
どうか、セラピストを育ててやってくださいm(_ _)m

   

   

次回は同じお題で、セラピスト目線での内容を書きたいと思います。
こちらはそこそこマニアックな内容になるかと思われますので、興味のある方だけどうぞ( *´艸`)